空腹戦争勃発

またしても、俺は悩み始める。また、コンビニで。
コンビニとは悩みの聖地とも言われている(嘘)今年の流行語大賞にノミネートされた「聖地巡礼」という言葉は、悩みの聖地コンビニをいろいろ回って「えー、どうしようかな〜」と悩むことが生んだ流行語であると言われている(大嘘)

昨日は「この季節に温かい飲み物を買うの存した気分になりがち」というおそらくレイザーラモンRGさんが熟考に熟考を重ねてもたどり着くことはできないような境地、悟り的「あるある」を披露した。
そして今日、事件は起きた。

1日1食の男、ここに見参。

大学生になってから、基本「1日1食」という生活をしている。これを話すと周りの人間に心配される。「あんた死〜ぬよ」と。
高校時代は今よりも20キロ近く太っていた。そこから大学入学後、ゆとり総本山の俺は一人暮らしやがらりと変わった環境に慣れず「夜行バスに乗って行った朝」みたいな感じで、なんかずーっと緊張と不安がお腹周りをぐるぐるしていて、なかなか本調子に飯を食えなかった。
すごいのが1日に1食、それを350mlのコカコーラで偲んでいた日も二三日はあった。
もはや1日1飲だ。「炭酸を飲むとお腹に空気がたまるから、空腹がしのげるね!」と、今すぐにでもこの発言をした当時にタイムスリップしてモンゴリアンチョップを入れてやるためにデロリアンを開発したい気持ちでいっぱいである。
そんな不摂生と「陸の孤島」と呼ばれた大学のキャンパスへの往復のために毎日10km以上を自転車通学していたことが祟って、一週間で1キロずつ落ちていくような、そんなダイエットが勝手に行われていた。RIZAPよりも無意識下で行われていたのだ。
結局夏休みに実家に帰ると、あまりの変貌ぶりに驚かれ「太り過ぎ」と言っていた母は「沢山食べなさい」と飯を多めに作りだし、そんな量1日一本のコーラでしのぐ僕が食べれるわけないでしょうが!なんて言えない悪循環が続いた。
また一人暮らしが始まると1日1食、夕方にガッツリと明日の夕方まで持つ量を食べる。という生活が始まった。
気づけばあっという間に定着し、3年経った今でも基本その生活を行っている。

1日1食の生活になると自炊をしなくなる。作り置きという概念も「どんなに早くとも明日」にしか食べないため億劫になってくる。
また、1食のために料理をするのも馬鹿くさく、明らかに使わない量を買うということもよくないことだと思うようになり、結局外食で済ませることがほとんどだ。それ以外の日はスーパーのお惣菜やお弁当、レトルト商品などの生活だ。
最近はパックご飯になにかおかずを買ってきて食べる、ということが多くなってきた。

事件は会議室で起きているんじゃない。コンビニで起きているんだ!

とまあとにかく俺はそんな生活をし続けるようになった。いかに安く、いかに手間がかからずに「明日の夕方まで持つか」を考えるようになった。
外食の良い点は皿洗いも片付けもしなくて良いところにある。また、ほぼ百パーセントの確率で自分が作るのよりも美味しいものが食べられるというところにある。
そして俺はいつも、こんな悩みが生まれるのである。

「んー。果たしてどのくらい買えば俺の腹はいっぱいになるんだろうか」

ということである。

1日1食ということは、つまり飯を食べるチャンスが一回しかないということだ。
こまめに朝昼晩と食べれば三回もチャンスが巡ってくる。チャンスの順番である。全然知らない子がセンターになった時はさすがに「もうこれはAKB終わりましたな」と思ったが。。。やはり秋元康はすごいということを痛感させられた一曲でもある(大脱線)
昼たとえあまり食べなかったとしても、夜いっぱい食べればそれでOKなのが3食の良いところだ。
フルマラソンコースのいたるところにしっかりと「給水ポイント」があるような感じである。
その一方で、我々「1日1食人族」は、飯を食うチャンスが一回しかない。つまりその一回に全身全霊をかけるのだ。これは大いなる心理戦。
果たして俺はどのくらいの飯を買えば明日まで持ちこたえることができるのだろうか。といつもコンビニやスーパーで頭をかかえるのだ。
この感覚としてはフルマラソンの折り返し地点にしか給水ポイントがない、といったところであろうか。

「えー、ちょっと待って。別にさ、一回に買わなくても足りないなと思ったらまた買えば良いじゃなーい」
と思ったそこのあなた!(テレビショッピング風に読んで)
丸裸の人間に拳銃を突きつけるようなこというのはやめておくれ。大正論だ。ど正論!(西友のフレーズ風に)だ。
ただ、そんなことができるなら、俺はもうとっくのうちにしているのだ。良いか、俺のことを最もよく知っているのは、紛れもない「自分」なのだ。21年間この体たらくで生活してきた俺に、そんなこまめなことはできないんだ。解ってるよ俺だって!!!

そう。

めちゃくちゃ面倒くさがり屋なのだ。


飯を食ったらあとはもう動きたくないくらいだ。「食べた後にすぐ横になったら牛になるよ」と言われがちだが、俺はもうすでに20回ほど牛になっている。(大嘘)
とにかく、面倒くさがり屋だから家に帰ったらなるべく外には出たくない性分なのだ。
だからこその、心理戦なのだ。折り返し地点が見えてきて、可愛い女性たちが水を渡そうと給水地点で手を振ってくれている。それを俺は、しっかり取るのか「いやまだまだいける!!!」と思ってスルーしてしまうのか。一世一代の賭けだ。

そして結論から言うと

「大失敗」をすることがほとんどである

これこそが人体の不思議。俺は一生身体構成には勝つことはできないと、強く思い知らされるのだ。
「あれ!俺いけるやん!!!」という思い込みをすることが結構な頻度で起こる。それは両ベクトルで起こりやすいことだ。
「あーめっちゃ腹減ってるわ。よし、いっぱい買ったろ!!!!」
という場合、だいたい「もう食えねえよ〜!」と根をあげる。仕方ないから明日食べるかあ〜、というような状態になる。
「いやー今日はあんまりお腹空いてないから少しだけでいいか」
という場合、だいたい「うわーもっと買っときゃよかった〜。腹減った〜!!!」と根をあげる。お腹を押さえながら布団に泣き寝入りパターンがほとんどだ。

こうして、昨日の悩み同様俺には二軍に分かれた「空腹戦争」が勃発されるのだ。
昨日は三つ巴の三国無双。そして今日はバチバチのタイマン。ストリートファイター状態だ。
俺のお腹の中にいる「リュウ」と「ケン」がずっーと「波動拳」の打ち合いをしている状態のことを「ストリートファイター状態」と呼んでいる。


結果、今日も俺はこの「ストリートファイター状態」に陥り、大敗北。

「You Lose」

今日の曲 The Beatles 『I'm Loser』

The Beatles - I'm a Loser